#Report No. 001  2004-01-14-Wed
Bobby Mcferrin(vo):  "Bobby & Bows"

Bobby McFerrinのコンサートを観てきました。いやぁ〜、最初はどーなるかと思ったけど、久しぶりにプロフェッショナルなエンターテイナーを見た! コンサート会場はロッテルダムフィルでおなじみのDe Doelen(ドューレン)。学生は空席があれば、開演一時間前に限り5ユーロ(650円)でコンサートが観れるのだ。まったく学生冥利に尽きる話です。

先ほど「最初はどーなるかと思った」と記しましたが、実は「ボビーマクファーリンは今回歌ではなくて“指揮”で出演らしい!!」と聞いていたからなのだ。えええ? 指揮だけ? しかも長髪アフロヘアーで指揮? おおお、ま、それだけでも見る価値があるってもんだぁ! 

ということで、コンサート会場へ。

水曜日だというのに、会場は超満員(大きさはサントリーホールくらいかな)。やっぱり有名人は違うな〜となんだか胸を躍らせながら開演を待つ。おお!! 出てきた! 小編成のオーケストラを背に、指揮棒を持って奴は現れた! でもって、やはり! やはり! いきなり振り始めた!!!!

なるほどね〜 これがやりたかったんだぁ〜(納得)

と思っていたら、

なんと、指揮棒を頭に簪よろしく挿し始め(はじめは何をさしているのかわからなかった)、でもってマイクを手にとり、歌い始めたのだ。。。。

おおおおおおお・・・(溜め息)

神の声だ。

ひとりリズム&歌を始めたのYoh!(彼のアルバム「VOICE」そのままだった!!)

お客とのコラボレーションも忘れていなかった! なんとクラッシクのホールでコール・アンド・レスポンス

お〜ぉ♪ (ボビー)

いぇぇぇ♪(客)

そんなこんなで2セットをなんなくこなしていかれました。。。

圧巻だったのはドラマーとの掛け合いのドナリーを超低い声でインプロヴィゼーション!

そして、オーケストラの連中にも楽器を弾かせないで(それまでも譜面にないことをバンバンやらせていた)、歌わせたり、歩み寄ってキスを迫ったり、台本にないことの連続。

そして、やはり一番彼のすごいところは、ベースラインと歌とリズムをひとりでやってしまう一人でアカペラ状態でしょう。これは本当に凄かった。いやぁ〜いやぁ〜、お客さんも興奮して「いぇええええええええええええええ!!!」とか口笛で「ピィィィィィィーーーーー」ってやったりとちょっとしたカオスを作り出していました。

コンサートが終わり外に出てみると、やはり雨・風・冷。
会場の中には学校の連中がたくさんいて、みんなボビーの影響受けまくって歌ってる!!

なんだか、素敵な一日。

今週は金曜にもアートブレイキーと70年代共演していたサックス奏者のワークショップがあり、そちらも楽しみ♪

それでは、ライヴリポートはこの辺で・・・

(リーダー)


○Bobby Mcferrin ”The Voice”